子どものおやつは4番目の食事
子ども のおやつに悩む時はありませんか?
子どもの体のことを考えて、
お菓子の手作りを頑張っているお母さんも
多いのではないでしょうか?
世の中には、魅力的なお菓子があふれていますよね。
子どもは、甘いものが大好きで、
手軽な市販のお菓子やジュースなどを好みます。
おやつは、午後2時から4時頃のことを言う「八つ刻」「お八つ」からきています。
小さい子どもは、胃も小さく、遊び食べやムラ食い、欠食などにより
1日3回の食事では、必要な栄養が取れないことがあります。
子どもの成長に必要な栄養素は
・炭水化物※
・タンパク質
・脂質
・ビタミン
・ミネラル
です。
※炭水化物とは、糖質+食物繊維のことをいいます
そのなかでも、子どもの成長に欠かせないエネルギー源が含まれている栄養素は
●炭水化物
●タンパク質
●脂質
の三大栄養素と言われている三つです。
身体にとって効率よい熱量源 (エネルギー源)となるのはは、
糖質(ご飯などの穀類や芋類など)です。
子どもの欲しがるタイミングに、
糖分や脂肪分の多いお菓子や清涼飲料水を与えすぎてしまうと、
次の食事の時間までにお腹が空かないなどの影響が出てしまいがち。
そこで、1日3回の食事とおやつの時間を決めると、
生活リズムが整い、空腹と満腹の感覚を体で覚え、
食事をきちんと食べられるようになりますよ。
味覚形成の時期なので、
市販のものも含めた好きなお菓子を楽しんだり、
おにぎりや自然の甘みのあるさつま芋やとうもろこし、
するめいかや芋けんぴ、果物などのおやつを
バランスよく食べるのはいかがでしょうか?
おにぎりに雑穀を入れると、ビタミンやミネラルも手軽にとることができます。
≪50kcal目安のおやつ(1回のおやつの適正量目安)≫
・おにぎり 1/3個
・ロールパン 1個
・牛乳 75ml
・ヨーグルト 60g
・チーズ 15g
・バナナ 1/2本
・みかん 中1個
・りんご 中1/2個
・さつま芋 40g
・ビスケット 3枚
・ポテトチップス 7枚
・キャラメル 3粒
・ヤクルト 1本
おやつ=お菓子ではなく、栄養補給の意味もあると考え、
楽しむおやつと補食のおやつを上手に取り入れてみませんか?
どう取り入れたらいいの?と思われた方は
健幸美プチレッスンなどで、お気軽にご相談くださいね。
担当:若林 ゆかり
≪参考文献≫
・幕内秀夫「子どものおやつ」主婦の友社 (2002)
・岸和田市HP健康推進課 健康情報トピックス 2009年3月3日掲載「おやつについて」
http://www.city.kishiwada.osaka.jp/soshiki/33/topic-kodomo5.html
・日本小児歯科学会 学会からの提言 「子どもの間食」に関する考え方
小児科と小児歯科の保健検討委員会 24年2月28日掲載
http://www.jspd.or.jp/contents/main/proposal/index03_08.html#pro08