低インスリンダイエットとは?
低炭水化物ダイエット、ダイエッターのための炭水化物の選び方と2回に渡って、
炭水化物のお話をさせていただきました。
3回目になる今回は「低インスリンダイエット」についてお話させていただきます。
GI値とは?
グリセミックス・インデックスの略。
体内に入った食べ物がブドウ糖に分解され、
血糖値を上昇させるスピードを測定して数値化したもの。
ブドウ糖を100 とし、それに対してほかの食べ物の相対的な比を表しています。
低インスリンダイエットとは
元々1型糖尿病患者さんの治療食として始まった食事療法。
インスリンは、体内で唯一血糖値を下げる働きをする重要なホルモンですが、
同時に脂肪の合成を促進したり、脂肪の分解を抑える働きもあります。
GI値が低い食品を摂れば血糖値の上昇が緩やかなため、
インスリンが少なくてすみ、
脂肪が出来にくくなるというのが
低インスリンダイエットの考え方です。
一般にGI値60以下の食材を中心に食べると
効果があるとされています。
ただし、注意してほしいのは、タンパク質や脂質の多い食品は、
相対的に糖質の割合は低くなるので、GI値は低値となります。
しかし、タンパク質や脂質ならいくら摂っても良いという意味ではありません。
タンパク質は多量に摂取すると腎臓に負担がかかりますし、
脂質は肥満や糖尿病、動脈硬化(心筋梗塞など)の原因となります。
さらに、GI値は食品100gが基準になっているので
低GI食品でもたくさん食べれば体内に糖分が多く入るので
当然血糖値の上昇率は高くなります。
同じエネルギーを取る場合に、
GI値の低い食品を選んだほうが太りにくいという事です。
では、高GI食品は食べたらいけないのでしょうか?
実は、高GI食品は低GI食品と一緒に食べることで
全体的なGI値を下げることが出来ます。
『高GI食品は太るから食べない』ではなく、
食べ合わせや食べる順番を意識し、
血糖値が緩やかに上昇するように食べることが大事です。
次回は(11月12日)は「高GI食品を食べるときのポイント」について掲載します。
自分の体質にあった
「ダイエット方法が知りたい」
という方は、健幸美プチレッスンや食べて痩せる!ダイエット講座へご参加ください。
担当:吉川恵美
≪食生活サポート≫
おひとりおひとりの目的やライフスタイルに合った
サポートプランのご提案もいたします。
まずはお気軽にお問い合わせくださいませ。
●健幸美プチレッスン ※雑穀ランチ付です
●パーソナル食生活相談(摂食障害サポート)
≪参考文献≫
『LUVTELLI1』細川モモ ラブテリドットコム 2011年
『タニタとつくる美人の習慣』株式会社タニタ/細川モモ 講談社 2012年
『低インシュリンダイエット Q&A - ちゃんと食べてしっかり痩せる!』/永田 孝行 2002年