【掲載】7月7日発売 Saita様 暑い夏を乗り切る水分摂取!
7月7日発売のSaita様(セブン&アイ出版)で、
水分摂取についてコメントさせていただいております。
今日は、食から考える熱中症予防についてお伝えいたします。
熱中症予防のための食事と水分摂取
連日の猛暑で、熱中症で倒れる方が増えています。
急激に気温変動により、身体の体温調整機能がうまく対応できず、
熱中症にかかりやすくなると考えられます。
雑誌やテレビでも特集されるように、
熱中症を予防するために「水分摂取」に意識する方が多いと思います。
もちろん、水分摂取は熱中症予防のために重要ですが、
飲んだことと、摂れたことは別なのです。
なにからどのくらい摂る?熱中症予防のための水分摂取
ヒトの体は、一日約2,500mlの出入りががあり、
そのうち水分を摂る内訳は、おもに3つあります。
●食事によるもの
●飲料によるもの
●代謝水(身体の中で作られるもの)
多くの方が意識する「水分摂取」は、あくまでも水分を摂る1つの方法にすぎません。
水分摂取を意識することと同じくらい大切にしてほしいのが「食事による水分摂取」。
「一日にどのくらい水を飲んだ方がいいですか?」
という質問への回答は、
「なにをどのくらい食べているか」
によっても変わります。
例えば、パンかごはんか、この2つの水分量を見てみましょう。
?食パン(6枚切り1枚) 水分量 22.8g
?ごはん(茶わん1杯150g) 水分量 90g
さて、あなたは毎日どのようなものを召し上がっていますか?
食事から効率よく熱中症を予防しよう!
水やスムージー、栄養ドリンクなどの液体物は、
胃や腸といった消化管を通過していくため、
腸や大腸での水分吸収がされにくいと考えられます。
一方、水分が多く含まれる食事を召し上がっている方の場合、
胃や腸で、食べ物のと混ぜられ、消化管をゆっくりと通過するので、
栄養素と一緒に水分も吸収されやすくなります。
さらに食事の場合は、ビタミンやミネラルも補給でき、夏バテ予防にも効率的!!
ほかほかのご飯は食べにくい・・・というのであれば、
冷たいお茶をかけたお茶漬けでもOK。
果物や夏野菜も、水分が多い食べ物です。
とくに夏野菜は、身体を冷やしてくれる役割があります。
熱中症予防のためには、飲料からの水分摂取だけではなく、
食事からの水分摂取も意識して暑い夏を乗り切っていきましょう!