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ダイエット×アンチエイジングのための代謝アップ法

暑さのピークも終わり、朝夕の気温もだいぶ涼しくなりました。
夏に受けた紫外線や夏バテのダメージが、
髪や肌、体調などに表れてくる時期ですが、いち早く回復させたいですよね。
 
しかし回復に時間がかかると感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
それは体のある機能が低下しているサインかもしれません。
 

こんな症状ありませんか?

□ 汗をかきにくい        
□ 便秘気味でよく眠れず肌荒れが目立つ
□ 尿・おなら・便の臭いが強い   
□ 太りやすく年齢より老けてみえる
□ 平熱時の体温が35℃台である
□ 疲れやすく、いつもだるい   
□ こむらがえりや肩こりがある、食後眠くなる
 
ある機能とは「代謝」です。
一つでも当てはまる場合は、代謝が低下している可能性があります。
 
では、良く耳にする「代謝」とはどんな機能なのでしょうか?
 

生命活動の要!あなたは代謝に自信がありますか? 

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代謝とは一言でいえば、「合成と排泄」のシステムの事です。
 
私たちの体は60兆個の細胞からなり、常に組織の入れ替えと再生をくりかえしています。
食物からとりいれた栄養素を消化・吸収して化学反応させ体を作る材料を作り、
不要になったものは排泄物として体外に排泄します。
この消化・吸収・排泄の一連の作業を「代謝」といいます。
 
代謝が活発な状態だと、血液、内臓、肌、髪、つめなど
様々な組織の細胞がスムーズに新しく生まれ変わります。
老廃物もスムーズに排泄され、心身ともに活動的に生活できます。
血行がよく、疲れにくく、冷えとは無縁で肌質も良く、きちんと食べても太りにくい状態です。
 
代謝が良い状態を目指す事は、アンチエイジング・健康・ダイエットなど様々な分野で、
絶対不可欠な基本的な機能であるといえます。
 

代謝を上げる食事・生活習慣とは?

代謝を上げるには、食事、睡眠、生活環境など様々なアプローチからの改善が必要です。
今回は特に「代謝を上げる食事」についてお話していきます。
 
代謝とは合成と排泄である事はすでにお話しましたが、それを行うのは「細胞」です。
その細胞も、毎日何気なく食べている食物から作られています。
必要な栄養素をたっぷり含まれた食事を続ける事で細胞もいきいきとし、良い代謝をする事が出来ます。
逆に質の低い食生活をしていれば細胞の質も低下し、悪い代謝になるのです。
 
代謝を上げるための食事のポイント3つ
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①ビタミン・ミネラルを十分に
緑黄色野菜、フルーツ、キノコ類、海藻類、豆類、種子類(ゴマ、ナッツなど)
 
栄養価が高い=カロリーが高いではありません。
 
ファーストフードやラーメン、スナック菓子などはカロリーが高くエネルギーを補う事は出来ます。
しかし、代謝に必要なビタミン・ミネラルが不足しがちです。
 
食材はできるだけビタミン・ミネラルなどを多く含む栄養価の高いものを選びましょう。
例えば、ご飯にゴマをふるだけなら簡単ですぐにでも出来ます。
 
とくに季節の旬の食材は栄養価が高くおすすめです。
緑黄色野菜のように色の濃い食品は抗酸化作用を持つものも多く、
質のよい細胞を作るために積極的にとりたい食品です。
 
 
②腸内環境を整える
 ・発酵食品・食物繊維を積極的にとる
 ・加工食品・インスタント食品を減らし添加物を控える
 
代謝の一部である「吸収」の大部分を担う腸の環境を良くする事は重要なポイントです。
 
発酵食品は善玉菌を増やし、食物繊維は不要なものを排出しやすくするので
消化吸収力UPにつながり、きれいな血液を作ります。
また添加物は腸内環境を悪化させる原因となるため、極力控える事が大切です。
 
 
③質の良い油をとる
 ・保管に注意し酸化した油はとらない
 
油は生鮮食品と同様と考えましょう。
代謝を行う細胞の膜は、大部分が脂質で構成されています。
 
質の良い油をとれば質の良い細胞が作られ、よい代謝へとつながります。
酸化した油は、細胞の機能を低下させる原因となります。
 
揚げ物は、高温調理により酸化しやすいので頻繁にたべる事は避け、
また時間が経過したものはとらないようにしましょう。
炒め物やドレッシングには酸化しにくいオリーブオイルを使うのもおすすめです。
 

習慣で作った体質は、習慣で改善するしかない!

代謝の悪い体は、日々の小さな習慣の積み重ねからなるものです。
何年もかけて自分で作ってきた、日々の選択の結果からなる体質とも言えます。
 
ですから、改善するためにはインスタントな方法で今すぐに!というのは難しく、
良い習慣を身につけてコツコツと続けるのが一番の近道です。
 
難しい事を無理してやるのではなく、毎日出来る事から続けて習慣化し、
若々しくエネルギッシュな生活が出来るように代謝アップを目指していきましょう。
 
担当管理栄養士 : 篠塚明日香
 
<参考文献>
・鶴見隆史「代謝を上げると健康になる」マキノ出版(2010)
・内海聡「その油をかえなさい」あさ出版(2015)
 
<篠塚明日香執筆コラム>
三城円ブログここまで

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