冬こそダイエットのチャンス！！寒さを味方につけて基礎代謝をあげよう
外でアクティブに活動するのも、オシャレしておでかけするのも億劫な季節が近づいてきました。肌の露出も少なくなるし、ダイエットはちょっと休憩・・・と思っているそこのあなた！実はこの秋から冬という季節を、味方につけなきゃ損なんです。
寒いとエネルギー消費量が上がる？
人間のエネルギー消費は基礎代謝、食事誘発性体熱産生、身体活動量で決まります。その中で約60％を占めると言われている基礎代謝は、冬に高くなると言われています。
・基礎代謝
呼吸、睡眠など生きるために最低限必要なエネルギー（約60％）
・食事誘発性体熱産生
食事からとった栄養素を分解するときに発生するエネルギー（約10％）
・身体活動量
通勤・通学、家事、スポーツなど日常生活で消費するエネルギー（約30％）
外気が冷たくなると、カラダは体温を36度前後に保ち寒さから守ろうとするため、エネルギーを消費し熱を作り出すので代謝がぐんとアップします。
これが、基礎代謝が冬に高くなる≒痩せやすくなる秘密です。
基礎代謝ＵＰを助ける温め食材
体温が1℃上がると基礎代謝は13％増加すると言われています。基礎代謝をさらに上げやすくするためにも温め食材で体温UPを心がけましょう。
ショウガ
血液の流れをよくし、胃腸はじめ内臓の働きを活発にしてくれます。内臓の動きがよくなると代謝が高まり、体温が上がってきます。
～今日からできる温めレシピ ショウガ紅茶～
温かい紅茶にすりおろしたショウガを入れるだけ！紅茶1杯にティースプーン1杯程度が目安ですが、お好みで増やしても◎。
甘さがほしいときは、黒砂糖を加えて。
ゴボウなどの根菜類
冬が旬のニンジン、ゴボウ、レンコン、イモなどの根菜類は、代謝を高め体を温める効果があります。
色の黒っぽい食材、濃い食べ物
黒豆、小豆、ひじきなどの色の濃い食材は体を温める代表格。白米より玄米、白砂糖より黒砂糖、緑茶より紅茶、白ごまより黒ごまなどを選びましょう。
生活習慣で代謝UP
代謝を上げるには、基礎代謝以外に身体活動量を高くすることももちろん大事です。階段を使う、ストレッチをするなど日々の生活で少しでも体を動かす意識をしましょう。
食欲の秋でついつい食べ過ぎて、洋服を着こむように脂肪を溜め込みがちに…
なんてことにならないように基礎代謝ＵＰを助ける食事で、本格的な冬が始まる前に効率的に痩せやすい身体作りを目指しましょう！
担当管理栄養士 ： Aki
＜参考文献＞
・厚生労働省「食生活改善指導担当者研修テキスト」特定保健指導の実践的指導実施者研究教材
・青山宏樹他「エネルギー消費量に影響を与える要因について」
大阪経大論集,第59巻第6号（2009.3）
・池本真二「病気・症状別 クスリになる食材辞典」株式会社滋慶出版／つちや書店（2015）
・「e－ヘルスネット」厚生労働省
http://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/exercise/s-02-003.html（2015.10.30閲覧）
・「ストップ！冬太り 冬に脂肪をためない方法」,健康Ｓａｒａｄａ,
http://www.k-salad.com/food/feature/050_1.shtml（2015.10.30閲覧）
・石原結寛「病気にならない！体を温める食材とレシピ」日本実業出版社（2003）
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