風邪を引かない身体づくり!免疫力アップの食事法
風邪を引いたけどなかなか治らない、疲れやすくなった・・・。
それは、免疫力が低下しているサインかもしれません。
自律神経のバランスを整え、免疫力をアップさせて風邪やノロウィルスなどに負けない強い体を手に入れましょう。
免疫って何?
免疫とは、異物という外敵から体を守る自己防衛システムとして、体に備わった自然治癒力であり、心身の健康を保つ重要な機能です。
免疫システムは、病原性ウイルスや細菌の感染を予防するだけでなく、老化や病気の予防、健康の維持にまで多岐にわたります。
この免疫力がダウンすると、病気やガンに侵されるリスクが高くなります。
免疫は、自律神経の働きと密接に結びついており、自律神経のバランスが乱れると免疫力が低下し、病気になりやすい身体になってしまいます。
自律神経のバランスの崩れは低体温の素となるので、体温が低い場合は免疫力が下がっている可能性が高いです。
免疫力を高めるに
免疫力を高めるために、自律神経のバランスを整える生活を送りましょう。
・バランスの良い食事を、3食決まった時間に食べる。
・適度な運動を習慣づける。
・早寝早起きを心がける。
・ぬるめのお風呂にゆっくりつかる。
・ストレスを感じたら深呼吸をして、リラックスをする。
自律神経のバランスをとる食事
・1汁3菜の和食が理想的
栄養素のバランスが整えば、自律神経のバランスも整います。
・発酵食品や食物繊維の多い食品が腸内環境を整える
発酵食品(漬物、納豆、味噌、ヨーグルト等)
食物繊維の多い食品(野菜、きのこ、海藻類、豆類)
・体温を上げる食事をとる
温かいもの、ネギ類、生姜等
・砂糖の取りすぎに注意する
しかし、毎日、理想的な食事を取ることは大変、という方も多いのではないでしょうか。
そこで、「丸ごと食品」を食べることをお勧めします。
たとえば、雑穀・玄米やゴマ、豆類、小魚や小海老などで、1つの食品で栄養素のバランスが整った食品のことです。
これらの食品は、細胞のもととなるたんぱく質、免疫の鍵となるミネラルと食物繊維、新陳代謝を促すビタミンなど、必要な栄養素がバランスよく含まれています。
特に雑穀は、白米に混ぜて炊くだけ、と、取り入れやすい食材でもあります。
雑穀のすばらしい効能は、コラム「質の良い食材は料理の味方!楽ちん自炊のコツ!」にも記してあります。
いつもの白米にプラス雑穀で、美味しく気楽に免疫力の底上げをはかり、寒い冬でも元気に過ごしましょう。
担当管理栄養士 ; 佃由美子
<参考文献>
安保徹「安保徹の食べる免疫力」世界文化社(2005)
村上正人 則岡孝子「自律神経失調症の治し方がわかる本」主婦と生活社(2010)
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