【掲載】サラミとソーセージはあきらめるべき?Harper's BAZAAR
Harper's BAZAAR 2016年 3月号(講談社)
P246 『サラミとソーセージはあきらめるべき?』について、
San-CuBic代表 パーソナル管理栄養士の三城円がコメントさせていただきました。
加工肉はOK?NG?
“加工肉に発がん性がある”というニュースが昨年の10月に発表されました。エビデンスをもとに、管理栄養士として、見解をコメントしております。
私は、最近の情報発信が、なにか一つの食べ物のを「いい/悪い」と決めたがる傾向に、非常に危惧しています。「いい/悪い」と考えるには、目指しているゴールあってのこと。
利便性、健康・・・
いったい、どこを目指したいのでしょうか。
オールマイティーの食べ物はありません。だからこそ、私たち人間は、いろいろなものを食べることができると思います。
さらにいえば、自然に存在する食べ物は、それぞれ栄養価=パワーを持っています。
例えば、スーパーフードと呼ばれているものも、「なにをもって」スーパーフードなのでしょう。
スムージーも、取り入れたほうがいい人と取り入れない人がいます。
その方法や食べ物の「いい/悪い」ではなく量×質×頻度の問題。
身体にいいといわれているものも、食べすぎれば「カラダに悪い食べもの」になり、
身体に悪いといわれるものも、少量であれば「心の栄養とゆとり」につながります。
流行りにおどらされる前に、一度冷静に考えてほしいなぁと思います。
さまざまな食情報・健康情報があふれる今だからこそ、賢く食選択できる人が増えるよう、情報発信していきたいと思います。
書店などで見かけましたら、お手に取ってご覧いただけると幸いです。
Harper's BAZAAR 担当記事
・2015年5月号 スムージーブームに要注意
・2016年1・2月合併号 超ヘルシー志向の落とし穴