紫外線対策でダイエット?!一石二鳥の食事とは?
ゴールデンウィークも終わり、陽射しの強い日も多くなってきました。天気が良いとレジャーや外出の機会も増えますが、気をつけたいのが美の天敵「紫外線」!
気象庁のデータによると、1年の中で紫外線が強くなるのは「5月~8月」です。
本格的な夏に向けて、紫外線対策をしながらダイエットにも役立つ食事をご紹介します!
紫外線の影響
美肌を目指すときに厄介な'シミ'だけでなく、シワやたるみといった皮膚老化の原因はなんだと思いますか?
加齢?食生活?もちろんこの2つも影響しますが、約8割が紫外線だと言われています。
日焼け対策には以下の3つがポイントになります。
1. 紫外線を予防する
2. 新陳代謝をアップさせる
3. 紫外線を浴びた後のケア
その中でも、2と3に注目してみましょう。
新陳代謝をアップ
紫外線に当たった肌がシミにならないようにするためには、肌の生まれ変わるサイクル(=ターンオーバー)を正常に機能させることです。通常、20代は約28日、30代以降は年齢の数だけターンオーバーに要するとも言われています。年齢を重ねるごとに、代謝アップに意識することが大切です。
よく、シミは皮膚の下に潜んでいると言われますが、代謝を上げることでターンオーバーを促し、潜んでいるシミを押し上げていけば、厄介なシミも気にすることなく過ごすことができそうです。
紫外線を浴びた後のケア
紫外線による刺激を受けてしまった肌は、シミやしわの原因にもなる‘活性酸素’が増加し、コラーゲンの減少やシミの原因になるメラニン色素が生成されている状態。さらに、‘活性酸素’の増加はダイエットにも悪影響を及ぼすと考えられています。
‘活性酸素’をやっつける‘抗酸化物質’を積極的にとってケアしましょう。
新陳代謝と抗酸化にオススメの栄養素
ビタミンC
美肌と言えば!のビタミンC。肌のコラーゲン生成や、シミの原因になるメラニン色素の生成を抑えてくれます。
水に溶ける性質があり、摂りすぎた分は尿と一緒に排泄されます。体内に蓄積しておけないので、毎日しっかり摂る事がポイント!
?多く含む食品
赤ピーマン、芽キャベツ、キウイフルーツ、モロヘイヤ、いちご、ブロッコリー等
ビタミンE
「若返りのビタミン」とも呼ばれています。血行を良くし新陳代謝を促すことでシミやそばかすを出来にくくし、老化の原因となる活性酸素の発生を防ぎます。
ビタミンCと一緒にとることで相乗効果!
?多く含む食品:アーモンドなどのナッツ類・植物油・アボカド・うなぎ・かぼちゃ等
β-カロテン
紫外線によるダメージを修復!油との相性が良いので、オイルを使ったドレッシングや炒めもの、素揚げ等がオススメ!
?多く含む食品:かぼちゃ・人参・ピーマン・ほうれん草などの緑黄色野菜
また、赤、黄、緑、紫などカラフルな野菜、果物、魚には抗酸化物質が多いので、目にも嬉しいカラフル食材で、うっかり日焼けでもダメージを最小限におさえましょう。
おすすめレシピ
ターンオーバーのためにもしっかり摂りたい水分と一緒に、紫外線ケア「レモン水」です。
<作り方>
1. レモンを2?3ミリの輪切りにする
2. レモン水を保存する容器にミネラルウォーターを入れる
3. 1を2に入れて冷蔵庫で保存
※輪切りにしたレモンは、水1リットルに2?3枚
※レモンを入れっぱなしにすると苦みが出てくるので、入れ過ぎに注意
飲む前に水にしぼるだけ、レモンの液体を混ぜるだけでもOK!また酸味が強い場合ははちみつをプラスしましょう。
<ポイント>
レモンのポリフェノールやクエン酸は、脂肪吸収を抑えたり、脂肪燃焼のサポート、体内の老廃物の分解・排出にも役立ちます!
露出の多くなる夏!日焼け止めや日傘、サングラスによる外側からの紫外線対策はもちろん、食事による内側からのケアで、自信を持って迎えましょう!!
担当管理栄養士 : Aki
<参考文献>
・日最大UVインデックス(推定値)の年間推移グラフ:2015年 東京,国土交通省 気象庁,
http://www.data.jma.go.jp/gmd/env/uvhp/link_uvindex_month54.html(2016.5.16閲覧)
・話題のレモン水ダイエットって?レモン水の作り方と8つのダイエット効果を徹底解説,welq,https://welq.jp/1163(2016.5.16閲覧)
・池本真二
「クスリになる食材事典」株式会社滋慶出版/つちや出版(2015)
<Aki執筆コラム>