あなたは大丈夫?!気を付けたい「夏の冷え性」対策
「冷え性」は寒い時期だけと思いがちですが、夏にも油断は大敵です。
ある調査では、夏でも冷えを感じている女性は、約8割という結果に。さらに冷えを感じている女性たちは、冷えを感じない人よりも夏は仕事に対するやる気が出ないといった悩みがあるという実態も分かりました。
あなたの、身体がだるい・食欲が無かったり、下痢や便秘を繰り返したりと胃腸の調子が悪い・生理痛・肩こり・むくみ・だるいなどの不調は、もしかしたら夏の冷えが原因かもしれません。
なぜ夏に冷え性になるの?
1. クーラーの効いた環境で過ごす事が多いことで、血流が悪化
夏は汗をかくことで体温調節や老廃物を外に出したりしていますが、汗をかく機会が減ることで、血流が滞り手足などが冷えてきます。血流と同様に「水分」の巡りも悪くなりむくみやすくなります。
また、暑いからといって、露出度の高いファッションも冷えの原因になりますので注意しましょう。
2. 冷たい食べ物や飲み物を多く摂りがちになり、内臓が冷える
冷え性というのは手足やお腹、肩などの身体の一部が冷たくなったり、しびれたりする事を指しますが、特に冷えている感じが無くても、腰や下腹部を触ってみて冷たかったら内臓が冷えている証拠です!夏の冷え性は「内蔵型冷え性」と呼ばれています。
冷えを改善する栄養素
*たんぱく質
たんぱく質の不足は体温低下を起こし、冷え性にってはマイナスとなりますのでしっかり摂るようにしましょう。暑い夏は食欲が無く、麺類などの単品料理ですませてしまいがちですが、茹でた肉をトッピングしたり、冷や奴などプラス1品のひと工夫を意識しましょう。
* ビタミンE
末梢神経を広げ、血流をよくする働きがあります。うなぎ、ニラ、かぼちゃ、アボガド、アーモンド等に多く含まれています。
?夏の冷え性撃退 簡単レシピ?
みょうがのピクルス
体を温めてくれるみょうがは、生理痛、肩こり、風のひき始めにも◎。酢は血流を促し、肩こり、肌のくすみ改善にも期待できます。冷蔵庫で4?5日保存可能ですので、常備しておきましょう。
* 材料
みょうが 8本
A:酢・砂糖・水 各1/2カップ、塩 小さじ1
* 作り方
1. 耐熱容器にAを入れ、ふんわりとラップをかけて電子レンジで3分程加熱します。
2. みょうがを入れて、ラップをかけて冷まします。
日常生活にもひと工夫
冷房対策としては、プラス1枚が基本。さっと羽織れるものを持ち歩いたり、オフィス等には置いておくようにしましょう。
また、暑い夏こそ、シャワーだけでなくぬるめのお湯にゆっくりとつかることがとても大切です。その際には血行促進が期待できる炭酸水を飲む事もオススメ!
夏の不調を招く「冷え」を解消する生活改善を今すぐ始めて、快適な夏を過ごしましょう!
担当管理栄養士:Aki
<参考文献>
・夏の冷え性改善ガイド:2010年7月1日, eco健康net,
http://eonet.jp/health/special/special26_1.html(2016.7.11閲覧)
・ おんなの不調は全て冷えが原因だった,小学館女性インサイト研究所
http://cont.insightlab.jp/images/special/034/insightlab_160415_1.pdf(2016.7.11閲覧)
・大友育美「おくすり常備菜130」株式会社ワニブックス(2015)
・池本真二「クスリになる食材事典」株式会社滋慶出版/つちや出版(2015)