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食品添加物を正しく理解しサビない身体を作ろう

「美容や健康のために食事に気をつける」すでに多くの皆さんが心がけていることだと思いますが、その食事や使用する食品についてもっとよく知りキレイを手に入れたいと思いませんか？

今回は、「美容／健康／ダイエットの敵」とよく耳にする食品添加物について、そしてそれが与える影響についてお伝えします。

食品添加物とは

保存料、甘味料、着色料、香料など、食品の製造過程または食品の加工・保存の目的で使用されるもの。人の健康を損なうおそれのない場合に限って、成分の規格や使用の基準を定めたうえで、厚生労働省にて使用が認められています。実際にコンビニのおにぎりやお弁当、パン、ハムやソーセージなどの加工品、ファストフードなど市販食品の多くに使用されています。

美容や健康に与える影響

なぜ食品添加物は身体によくないと言われるのか、キーワードとなるのが「活性酸素」です。活性酸素とは、呼吸によって取り込んだ酸素が強い酸化力を持つように変化したもの。大量に発生すると体内の細胞や遺伝子などを酸化させ傷付けて、ガンや動脈硬化、シミやシワ、老化など健康を害する原因になります。分かりやすく「身体をサビさせる」とよく表現されます。

活性酸素が体内で大量に発生する要因として、下記のようなケースが考えられています。

・食べ物をエネルギーに変える時

・農薬や食品添加物などが体内に入った時

・ストレス

・大量の紫外線　

・身体に炎症を起こした時

・激しい運動時　　　　　　　　　　など

身体に入る食品添加物を少なくするひと工夫

食品添加物は商品の美味しさを保つため、保存のため、美味しそうに見せるために使用されるものなので、全く摂らずに生活するということは難しいのです。そこで、以下のような方法で少しでも身体に取り入れる食品添加物を減らしましょう。

下ごしらえで除去

・ソーセージは切り込みを入れる、または薄くスライスして茹でる。

・ハムやべーコンはしゃぶしゃぶのように湯ぶりする。

・油で揚げている食品（油揚げ、厚揚げ、さつま揚げなど）は

　材料をザルに並べて上から熱湯をまわしかけるか、

　たっぷりの熱湯の中でひと煮立ちさせ油抜きする。

・カップ麺や中華麺は一旦茹でたお湯は茹でこぼす。

食べ合わせで除去

多くの食品添加物が使用されていますが、手軽でおいしいスーパーやコンビニのお弁当類。

ちょっとした食べ方の工夫をご紹介します。

・おにぎりや寿司

　ワカメの味噌汁や野菜中心のサラダなどの副菜を一緒にとることで

　食物繊維やビタミンCが食品添加物を体外に排出してくれます。

・サンドイッチ

　添加物によって発生した活性酸素の害を消してくれる成分を含む、

　お茶やコーヒーなどと一緒に食べましょう。

・弁当

　おにぎりと同じように味噌汁やサラダと一緒に。

　また、アントシアニンの抗がん作用などが期待される

　赤シソのふりかけ（ゆかり）をかけるのも安心術のひとつ。

発生した活性酸素を減らす

さらに、身体に入った食品添加物により発生した活性酸素を減らす食材で食品添加物による害を少なくしましょう。

・抗酸化ビタミン

　ビタミンA、B2、C、E

　（青じそ、かぼちゃ、小松菜、ブロッコリー、ほうれん草、モロヘイヤなど）

・良質のたんぱく質

　魚、肉、大豆、卵、牛乳乳製品

・その他

　カテキン（緑茶、紅茶、烏龍茶など）、

　ポリフェノール（大豆、コーヒー、赤ワイン、ブルーベリーなど）、

　キサントフィル（かぼちゃ、鮭、卵黄など）

健康やキレイでいるために全ての食品から食品添加物を除くことは難しいので、買い物の際には品質表示をよく見て、少し高価にはなりますが食品添加物の少ない食品を選ぶことも大切です。また、調理時間を短縮したい朝食や昼食は加工食品を使用するが野菜料理を添える、夕食はできるだけ手作りにするなど、できることから始めてみましょう。

担当管理栄養士：Aki