お正月太りの解消におすすめ。一汁一菜のリセットメニュー
1月も後半に入りそろそろお正月太りも解消できたころでしょうか?年末年始は美味しいものを食べる機会が多く、運動量が少なくなるため太りやすくなります。新年会も落ち着いてきた今の時期にはそろそろ元の体型に戻しておきたいところですよね。
そこで、今回はお正月に太ってしまった分をスッキリさせる食事法をご紹介いたします。お正月太りだけでなく、食べ過ぎた後のリセットメニューとしてもおすすめなのでぜひ取り入れてみてください。
一汁一菜のシンプル食で体をリセット!
たくさん美味しいものを食べた後は、シンプルな食事で溜まった老廃物をデトックスして体をリセットさせましょう。おすすめするシンプルな食事は、主食のご飯と具がたくさん入ったお味噌汁の一汁一菜のスタイルです。
ここでのポイントは、ご飯には雑穀を混ぜてビタミン、ミネラル、食物繊維をしっかりと補給します。そして、発酵食品である味噌を使ったお味噌汁で腸内環境も整えましょう。胃腸も疲れていて不要なものが溜まりやすくなっている時期です。しっかりとデトックスできるようにシンプルな食事でも大切な栄養素は補給しましょう。
おすすめの雑穀ブレンド
デトックスするためにも必要なビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富な雑穀ですが、美味しいものを食べた後の疲れた胃腸にはどの種類を選ぶかがとても重要です。できるだけ消化に負担のかからない種類の雑穀を選びましょう。
粒の大きい種類の雑穀(たかきびや古代米など)は消化がしにくいので、小粒のあわ、ひえ、きびなどがおすすめです。そして、お正月に食べるおせちなどは塩分が多いのでむくみが気になる人もいるのではないでしょうか。そんな方におすすめの雑穀は、はと麦です。はと麦は利尿作用が強いのでむくみの解消が期待できます。ただし、はと麦はしっかり水に浸してから炊かないととても硬く消化しにくいので、炊き方には注意しましょう。細かく割ってあるタイプのはと麦も売っているので、特に胃腸が疲れていると感じている方はこちらのタイプがおすすめです。
おかずにもなるお味噌汁で腸内環境を整えましょう!
雑穀ご飯と一緒に食べる具がたくさん入ったお味噌汁は、半分位が具になるように3~4種類の野菜、きのこ、海藻を組み合わせて作りましょう。おかずにもなるようなイメージです。出汁をしっかりと取って、具をたくさん入れることで味噌の量が少なくても美味しく食べられるので、塩分の摂り過ぎにもなりません。
出汁を取ることが難しく感じる人は、顆粒のだしよりもだしパックを使うことがおすすめです。顆粒のタイプはお湯に溶かすだけなので楽ですが、実は塩分を多く含んでいるものもあるので注意が必要です。だしパックなら塩分が含まれていないものもあります。こちらも顆粒だしのようにお湯に入れておくだけなので手間はかからず美味しい出汁を取ることができます。
そして、便秘気味に感じる方はきのこや海藻などの食物繊維が多いものを中心に選ぶと便通の促進を助けてくれます。さらに、豆腐や卵、肉、魚などのたんぱく質を含んだ食品も一緒に入れるとよりバランスがとれるようになりますし、うま味もアップするのでおすすめです。
この一汁一菜の食事を1日1食でも取り入れて1週間ほど過ごすだけで、だいぶ体がスッキリとしてくるはずです。お正月太りだけでなく、飲み会などが続いて食べ過ぎた次の日などもこのリセットメニューで調整してみてくださいね。
担当管理栄養士:中西由紀